みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚 和宏です。
先日、理学療法学科・作業療法学科の4年生が臨床実習1期を終えて学院に戻ってきました。2月に3週間の評価実習を終え一回り成長してきた彼らですが、今回はどんな気づきや発見があったのでしょうか?
今回は4人の学生さん達にインタビューをさせてもらいましたので、その様子をお伝えします。 |
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大塚: |
実習お疲れ様でした。
いろいろ大変なこともあったと思うんだけど、実習で得た、学びや発見はどんなことがありましたか? |
学生A: |
患者さんに運動の指導を行うときに、ただ「曲げてください」とだけ言ってもダメだなと思いました。体の障害があるわけだから、いろんなパターンを考えないとダメでした。「こう言ったらどうだろう?」とかいろいろ試していくうちに、『やってみなければ分からない』、ということを実感しましたね。 |
学生J: |
チームアプローチですね。自分は内科疾患の患者さんを見させていただきましたけど、薬のことはドクターでないと分からないし、生活を管理してくれているのは看護師さんだし、リハビリを行うために必要な検査は検査技師さんがやってくれているんだ、ということを思いました。
あとは、体や道具の使い方が分かりましたね。先生たちに体の使い方を教わるんですけど、先生の体と自分の体は違うじゃないですか。だから、同じようにやってもできないので、自分なりに工夫をしてみたり、無理なところは道具を使うことを覚えました。 |
学生N: |
自分は頭が固いんだ、ということが分かりました(^^;)。
1つのことを考え出すと、他のことが考えられないんです。良くて2つか3つ。本当はもっといろいろ考え方ができるのに、疾患像を自分で作って、それに患者さんを当てはめようとしていました。こういう歩き方をしているときは、ここが悪いんだろう、とか。
実習の後半では、動作を見ることが大事だということを教えて頂きました。ただ筋力が増えたり、可動域が広がっても、普段の動作に生きていなかったり、余計な痛みが出ていたりしたら意味がない。その人自身が体をうまく使えるようになるために説明したり、訓練したりすることがどれだけ難しいのか、ということが分かりました。おかげで視野は少しは広がった気がします。 |
大塚: |
やっぱりうまくいかなかったことや、いろんな失敗から学んだり気付いたりすることは大きいよね。
では最後に、8月からⅡ期目の実習に行くわけですが、それに向けて、みんなには今何が必要ですか?どんなことが課題ですか? |
学生J: |
PTとしての意識を持って行きたいです。リハビリの目的は、入院する前とかケガをする前の状態に戻すことというのがありますけど、それだけだといけないんじゃないかなと思うんです。
その先にどこまで改善できるか、を考えて目標にしていたら、入院前の目標も簡単にいけるんじゃないかと思うんです。
あとは、話をしているだけでも、PTとしての視点を持つことです。「この人何が悪いんだろう?」「どこが問題なんだろう」という感じです。 |
学生N: |
自分は今回の実習地に就職したいんですけど、先生から「次の実習で“優”の判定をもらったら、勉強会に誘う」と言われたんです。だから、是が非でも優をもらえるよう頑張ります! |
学生T: |
Ⅰ期でできなかったことをするだけです。たくさん患者さんを見させてもらって、いろんあ視点から見れるようになることが目標です。疾患の名前を聞いても分からないこともあるので、しっかり勉強します。 |
大塚: |
ありがとうございます。次の実習でもしっかり頑張ってください。 |
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9週間という期間の中で、いろんな体験をさせていただいて、うまくいったりいかなかったりする中で、たくさんの気づきを得て学習していくようです。
今回の4名の学生さんたちも、一回りも二回りも成長して帰ってきたように思えて、とても頼もしかったです。
しっかりと今回の気付きを活かせるよう頑張って欲しいものです。
今回は以上です。 |
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