病院がつくったリハビリ専門学校 久留米リハビリテーション学院オフィシャルブログ

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久留米リハビリテーション学院
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1期生 作業療法士 榮永 美弥 さんインタビュー

2011/5/19(木)

みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚です。
次第に暑い日が多くなってきましたが、体調など崩されていませんでしょうか。

本学院では、先週から4年生の臨床実習がスタートしました。これからみんな頑張ってくれることでしょう。
 
さて、先日、本学院の卒業生で、現在千住病院(佐世保市)で作業療法士として勤務されている 榮永 美弥(えいなが みや)先生(玉名女子高校卒業)が学院に来てくれました。

4年ぶりということでいろいろな話も盛り上がり、インタビューさせていただきましたのでご紹介します。
 

─1期生としてこの学校を卒業して、何年経ちましたか?

丸4年で、今年5年目になります。


─そうでしたか。入学してからの4年間はどんな学校生活でしたか?

一言で言うなら、「楽しかった!」、ということですね。同じ目標を持った仲間がいて、同じ目標に向かって行くというところでは、ものすごく楽しかったです。

その時は、試験があるとか、講義についていけないとかで悩んだこともありましたけど、いざ卒業してみて考えてみると、それも楽しかったことだと考えますね。


─ありがとうございます。
─今日、久しぶりに学校に遊びに来てくれましたけど、その目的はなんだったんですか?

今年、学会の発表を考えていて、文献の閲覧をさせていただきました。


─すばらしいですね。
─どんなテーマで発表しようと考えているんですか?

まだ本決まりではないんですけど、私たちが患者さんと接して日常生活を評価していく指標になる項目で、FIM(※)というのがあるんですけど、そのデータをいくつかとっているので、そのデータを元に、今後の患者さんの方向性を検討していく上で活用できないかと考えています。


─OTを目指してこの学校に入学されたわけですけど、実際OTになって働いてみて、仕事のやりがいという面ではいかがですか?

私たち作業療法士の基本的な考え方の中に、「日常生活は作業の集まりで生活を送っている」というのがあるんですね。

患者様はいろんな疾患によって生活が妨げられている状態なので、それがひとつひとつ再獲得できていく、というところで、それを目の当たりにしたときには、患者さんと一緒に喜べるというところがいいと思います。
 
─何かこの4年間の中で、ここが忘れられない、といったエピソードはありますか?

いろんな患者さんがいらっしゃるので、その時その時であるんですけど、、、。

脳梗塞を呈されていて、麻痺が残ってしまったんですけど、麻痺と言語の問題を除いては日常生活はお風呂とかも含めて全部自分でできるようになった方は一番印象に残っていますね。

その方とは入院してから関わらせてもらっていて、退院した後も訪問リハで関わっているんですけど、ご自宅に帰ってからもフォローができたということは印象にあるな、と思っています。


─今度10期生が入学予定ですけど、後輩に向けてメッセージをお願いできますか?

多分実習に出たら、いろんな学生さんが、これをしておけば良かった、あれをしておけば良かった、と感じると思うんですけど、知識とか技術とかよりも、患者さんとのコミュニケーションを一番大事にして欲しいな、と思うので、コミュニケーションをとるためにもいろんなことを今の間にして欲しいな、と思いますね。

もちろん学業との兼ね合いもあるでしょうからバイトとかもいろいろ制限があるでしょうけど、そういうひとつの経験がきっかけになって、輪が広がる。コミュニケーションがとれた方が、自分が実習でその後関わっていく上でも信頼関係を結ぶことは大事だと思うので、そのための引き出しをいっぱい作って欲しいなっていう風に思います。


─高校から新卒入学しようと考えていて、「OTってなんだろう?」、という人たちに、OTってこういう仕事よ、こういうこと考えていく仕事よ、というようなアドバイスがもしあればお願いします。

私自身も高校の時はPT志望で実際にPT学科の学校を受験して、実はこの久留米リハもPTで受けて、第2希望の作業の方に合格させて頂いたのですが、正直私自身も作業療法って何なんだろう、っていうような感じできてはいたんですね。

ですけど、患者さんと接していく上では、理学療法士、作業療法士って関係なく、結局トータルで患者さんの生活を診ていかなければいけないというところでは、「より良い生活」という部分にしっかりと着目できるのはOTかな、と私は自負しているので、そういう意味では、私は作業療法士になって本当に良かった、と思います。


─最後に、これから入学してくる方の保護者の方にも、メッセージがあればお願いします。

親御さんにも(いろんな学校を)見て欲しいな、というのはありますね。

学校を見てもらって、いろんな学校があるわけですから、子供さんが「あっ、ここ行きたい、ここで勉強したい」というのを親御さんと一緒に見れたらな、と思いますね。


─ぜひ、「オープンキャンパスに来てください!」っていうところですね。
─ありがとうございました。
 
※ FIM:機能的自立度評価表( Functional Independence Measure)の略で、1983年にGrangerらによって開発された日常生活動作の評価法
 

榮永先生、学会発表頑張ってください!

これまでも、いろいろな方から「理学療法士と作業療法士の違いが分かりにくい」というご質問をいただくことがありましたが、近年では、オープンキャンパスに来られた方のアンケートからも、「違いがよく分かった」といった感想をたくさんいただきます。

是非、本学院のオープンキャンパスに足を運んでいただいて、どちらが自分に合っているかということを考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

近々のオープンキャンパスは、521日()、611日()に行います。
是非、お越しください。(
お申し込み、お問い合わせはこちら

 

 

2011/5/19(木)


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