病院がつくったリハビリ専門学校 久留米リハビリテーション学院オフィシャルブログ

医療法人 八女発心会久留米リハビリテーション学院。くるリハの公式ホームページ

プロフィール
久留米リハビリテーション学院
  • 久留米リハビリテーション学院
  • リハビリ学科に特化した福岡の医療専門学校です。
    ★本学院の特色★
    1.「福岡で唯一!医療法人がつくったリハビリ専門学校」
    2.「2年連続100%!全国トップクラスの国家試験合格率」
    3.「最新の教育システム!高い合格率をを支えるe-school型授業」
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HALデモンストレーション!

2010/8/5(木)

先日、本学院の母体でもある姫野病院のリハビリテーション室において、HALというロボットスーツ(サイバーダイン株式会社 http://www.cyberdyne.jp)のデモンストレーションが行われました。
人が筋肉を動かそうとしたとき、微弱な生体電位信号が漏れ出てきており、それをこのHALが読み取り関節を動かす(HPより)とのことで、まさに近未来的なサイボーグ型ロボットです。

hal-1

まず、パソコンを使っての解説がありました。もともと、「自分の足で歩きたいという想いを応援する」ために作られたものであり、今回も歩く際に何かしらの介助や杖などの補助具が必要とする方数名を対象に、この装置を付け立ち上がりや歩行を行っていただきました。

hal-4
実際に装着していた両下肢(足)用のユニットです。背中にあるバッテリーパックにより、最大90分程度の使用が可能だそうです。また、2つのパックを充電し続けることで連続使用も可能だとか。

 
hal-3
ある患者さんは、「50年ぶりに足が上がった!」と喜びの声を上げていたり、車いすに座っているだけだった方も、歩行器とHALを活用して歩くことが出来ていて、お二人ともとても喜んでおられました。
 
hal-5
まだまだこれから研究が続くことで、日常生活においての使用も可能になるだろう、ということで姫野理事長からの解説も終わり、デモンストレーション終了となりました。

臨床においても、患者様から「歩けるようになりたい」という、非常に強い要望を頂くことがあります。それに応えることのできる新しいツールの一つとして、これからも期待が残ります。こういった機械を理学療法士や作業療法士が活用してリハビリを行う日もそう遠くないのかもしれませんね。
 




久留米リハビリテーション学院

2010/8/5(木)


勉強会大成功!

2010/6/10(木)

補正

昨日、久留米リハビリテーション学院を使用して、近隣のリハビリテーションにかかわる医療従事者を対象に勉強会を行いました。 発端は学院の母体である姫野病院に勤務されている作業療法士の先生が言われた、「リハビリテーションを行う上で大切なのは、病院単位ではなく地域単位で交流を深め、お互いに刺激しあいながら協力できることが大切」という言葉に起因します。 内容としては、「脳卒中に対する訓練」と、「神経生理学的治療方法の理論と実践」です。
 
井ノ口先生up
脳卒中に対する訓練では当学院の作業療法学科学科長の井ノ口によるCI療法(強制誘発運動療法)を中心に、健側の運動のみに焦点を当てるのではなく、麻痺側肢の運動をいかに引き出すかを中心に講義をしていただきました。CI療法とは、麻痺によって動きにくくなった身体を半ば強制的に使用することによって集中的に機能回復を目指す治療法です。

永田先生
 一方、神経生理学的治療方法の理論と実践では、姫野病院の作業療法士である永田先生によるボバースアプローチを中心に、写真やデータを使ってわかりやすく講義をしていただきました。ボバースアプローチとは脳などが障害されることによって生じる姿勢や動きの障害を神経の視点、新生児の発達過程の視点から分析して、評価や治療を行うという考え方です。
 
近隣の病院だけに呼びかけたにもかかわらず、100人近い参加者が集まり、その大部分は作業療法士と大盛況のうちに勉強会は幕を閉じました。開催前は、正式に呼び掛けたわけでも、インターネットで告知したわけでもないのにこの人数が集まるとは考えていませんでした。改めてリハビリテーションに携わる人たちの勉強するという意欲、患者様のことを考えるからこそ自分を磨こうとするその姿勢に感動しました。質問や意見も活発に飛び交い、とても有意義な勉強会になったのではないかと思います。 次回は8月27日の予定です。このまま勉強会を通して地域全体で治療法を学習するとともに、作業療法士として、同じリハビリテーションにかかわる人間として、誇りを持って取り組んでいこうと感じました。



久留米リハビリテーション学院

2010/6/10(木)


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