2011/6/27(月)
みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚です。 授業紹介シリーズの第4回目となります。今回ご紹介するのは、『応用作業学』です。以前、『基礎作業学』という授業をご紹介しましたが、どういう違いがあるのでしょうか?また、理学療法学科の授業との違いについても見て感じて見てください。 それでは、どうぞ。 |
携帯電話で見る方はこちら |
携帯電話で見る方はこちら |
前回の基礎作業学に引き続き、今回も作業の実技系の講義になります。 今回取り組んだ作業は「切り絵」です。この切り絵、皆さんはされた事がありますか? 「切り絵」とは馴染みのない活動の一つではあるかと思いますが、準備するものはとても簡単に手に入るものばかりです。 まずは「図案」。ようは絵のことです。インターネットでも意外と探せますし、人によっては自分で書いてしまう人もいます。 そして「カッター」と「カッターマット」。これだけあれば誰でも取り組むことができるんです。 実際にやってみるとわかるんですが、細かい作業になるのですが、多少失敗しても完成すれは意外と綺麗に出来上がります。 特別な技術は必要ありません。ただ、根気と集中力が必要となりますが・・・。 この「切り絵」、もちろん作業療法の種目として取り組む事があるのですが、どのような利点があるのでしょう? 先ほども言いましたように、道具が簡単に揃うところは大きな利点です。道具がそろいやすいという事は、患者さまが退院された後も自宅で取り組みやすい作業だということです。趣味として、訓練の一環として自宅で取り組むことができるということになります。 また、細かい作業になりますので、指を動かす訓練にもなります。細かい動きを練習することで、日常の色々な活動に応用する事ができます。鉛筆を持って字を書いたり、パソコンでキーボードをたたいたり、食事で箸を使ったり・・・。 色々な場面の訓練を意識せずに行うことができるのです。 その効果を実際に意識しながら体験することで、治療の際にはどのように使うのかを実感する事がこの講義の大きな目的になります。 もちろん、「切り絵」の効果はこれだけでありません。 詳しく知りたい方は作業療法学科のブログまでどうぞ。 |
作業療法学科 教員 末吉 浩介 |
今後も継続して授業を動画でご紹介していきます。 お楽しみに! |
2011/6/27(月)
2011/6/14(火)
みなさんこんにちは。理学療法学科 教員の大塚です。 恒例となりました(?)本学院の授業紹介ですが、第3回目となります。 今回は、初の理学療法学科の授業です。作業療法学科との違いなんかも見て感じてみてください。 |
理学療法士として必要な知識をより臨床の現場を意識して伝える事・考える事をテーマとして授業を行っています。 個人的には授業を行う上で、臨床実習の場面で学生を指導する立場と同じ視点で授業を進めてゆくことを意識しております。 <今回の授業について> 今回の授業では「靴をしっかり考える」をテーマに授業を行いました。実際の臨床現場では患者様の靴は、患者様の歩行などの動作を考える上で非常に重要なのですが、あまり教科書にその具体的な記載が少ないのが現状です。 今回の授業を通して、患者様の動作をしっかりと足もとから分析し少しでも患者様から喜んで頂ける理学療法士になって欲しいと考えております。 |
携帯電話で見る方はこちら |
自分が理学療法士として病院で働いていた時の話ですが、「膝が痛い」とおっしゃって病院に来院された40歳代の女性の患者様がいらっしゃいました。 理学療法士であった自分はその際に、患者様の歩行の状態を観察し、その患者様が履かれていた靴をみて、靴の中敷きにいわゆる「足底板」と呼ばれる物を挿入しました。 その患者様はその直後より歩行が随分と楽になった様で「先生ともっと早く出逢いたかった。」とおっしゃって笑顔で病院を後にした事がありました。理学療法士として幸せな瞬間が、「靴を考える事」で訪れた訳です。 一つ一つの授業を通じて学生が理学療法士となった時に「患者様を笑顔に変える力」に少しでもなれればと日々考えております。 |
理学療法学科 教員 金川 潤也 |
今回の授業紹介は以上です。 今後も引き続き、いろんな授業をいろんな視点で紹介していきますので、お楽しみに! |
2011/6/14(火)