教員紹介

教員インタビュー(理学療法学科 綾部先生)

久留米リハビリテーション学院の1期生として卒業した綾部先生。学生時代は最優者に贈られる県知事賞を受賞。卒業時の高度専門士の称号を生かして病院勤務 の傍ら、大学院へ入学し、「社会福祉修士」を修了。2つの病院で7年の臨床経験を積み、平成26年から初めての「卒業生教員」として教壇に立っています。 母校で後輩たちを教えている今の心境を伺いました。
(聞き手:プロインタビュアー)

  • 平成15年 福岡県立浮羽高等学校卒業
  • 平成19年久留米リハビリテーション学院 第1期卒業
  • 本学院初の最優秀学生として県知事賞を受賞する
  • 卒業後、臨床経験を7年間積む
  • 病院勤務の傍ら本学院卒業時の「高度専門士」の称号を生かして大学院にも通い「健康福祉学修士」を取得
  • モットーは「人のために生きる!」
  • 小学校から高校まで野球一筋(勉強はほとんでやっていませんでした)
  • 現在2児の父
  • 平成26年本学院初の卒業生教員として、直系の後輩を教えることに日々感謝の毎日である。

技術がすべてではありません。理学療法士は人を見つめる仕事です。

母校に戻ってきた今のお気持ちは?

学ぶ立場から教える立場に変わって不思議な気持ちです。前期を終えたところですが、改めて自分が育った学校で後輩たちを指導できる環境に感謝の気持ちでいっぱいです。

学生時代から先生になりたいと思っていたのですか?

就職先を考え始めたのは四年生のときですが、担任の先生に対して憧れの気持ちはずっとありました。学生想いでいつも一生懸命、とても居心地のいい先生でした。僕もそんな風になりたいと思ったのが始まりです。卒業後は臨床の現場(病院)で患者さんと接する楽しさを日々、感じていました。

ですが、年数を重ね、自分のことよりも周りが見えてきたときに、自分が思う理学療法士の理想像と周囲の考え方に少しギャップを感じたんです。以前から違和感はあったんですが、5、6年経ったころからますます気になってきて。そのときに、自分にできることってなんだろうと考えたときに「理学療法士を育てる」のも自分に与えられた仕事のひとつだと思い始めたんです。

その違和感とは?

理学療法士は患者さんのために働くものです。でも、技術を高めることばかりに走ってしまったり、今後どんな風になりたいかというビジョンを持たない人もいます。言い方が良くないかもしれませんが、この仕事は自己満足だといけないと思うんです。勉強会で学んだことを実践してみて成功したとしても、それが患者さんの生活のために役立つかどうかを考えなくてはいけない。本当に必要な治療をしないと、退院したときに悲しむのは患者さんなんです。

だから自分のスキルアップだけではなく、目の前の患者さんのために真剣にやるのが本物なんじゃないかなと。どうしても若いうちは自分の技術を高めたいと思いがちです。そうではなく、真摯な姿勢で治療に臨むことがこの仕事の前提というか、礼儀なんじゃないかって。学生たちにはそれが分からない理学療法士になってほしくないんです。

勉強は苦手でした。だからその分、みんなと違う工夫をしたんです。

在学中、挫折や迷いはありましたか?

すごく心配性でとにかく失敗をしたくなかったので赤点を取らないように頑張っていました。
高校は進学校だったんですがそのころは野球ばかりして勉強をほとんどしていません。

ただ、そのままでは専門学校に入ってからはついていけないという焦りもあったんです。もともと勉強する習慣がなかったので専門学校に入ってからはかなり苦労しました。

どんな勉強法を?

頭はあまり良くなかったので、みんなと同じ方法ではいけないと思いました。「これくらいでいいや」という勉強法ではなく、「ここまでやれば大丈夫」と思えるまでしようと思ったんです。休みの日は図書館に通って1日9時間くらいしていました。
アルバイトの時は一日1時間~2時間、アルバイトを辞めてからは4~5時間は 勉強していました。

モチベーションはどうやって保ったのですか?

それまで、全く勉強していなかった分、やればやるほど身についていく実感があったんです。やればできると分かっただけでも、やる気が出ました。

そこから知識も増えて、普段ぼーっとしているときにも学んだことを頭の中で振り返っていたんです。「骨がこうなって筋肉がついていて、この筋肉を支配している神経はどこから出ていて、こんな構造だからこんな風に動くんだ」って。覚えたパーツをどんどん繋げて、人間の体が理解できるようになったときにおもしろさを感じました。

だからそのぼーっとしている時間も重要だったのかな。たぶん、教科書だけではおもしろさがなかなか分からなかったんです。

いつも「人のため」を考える理学療法士になってほしい。

学生たちにどんな理学療法士になってほしいと思いますか?

一番は人のために働ける理学療法士になってほしいと思います。でも、その前に自分自身のことをしっかり考えられるようになってほしい。

いつも学生たちに言うのは「自分の人生ときちんと向き合っていないと、怪我をして、病気をして人生観が変わった患者さんに今からこういう人生を生きていきましょうとは言えないだろう」と。だからまずは学生のうちに自分がどうしたいか、人のために自分はどんなふうに働けるのかを考えてほしいんです。

ときには厳しく指導するときも?

四年生が実習から帰ってきたときには理学療法士としての目線でしっかりと指導します。
レポートを見たり、発表を聞いたりしただけでも、自分がその実習をどう乗り切るかが前面に出て、患者さんを置き去りにしているとはっきり分かるんです。

そのまま臨床に出て、自分が切羽詰まったときに患者さんのことを優先して考えられる理学療法士になれるのかをしっかり分かってほしくて。

先生も切羽詰まるときがありますか?

もちろんあります。周りからすると「人のために」ってすごく綺麗に聞こえるのかもしれません。ただ、日頃からそれをずっと言っていればそれは当たり前になると思うんです。だから胸の中で「人のために、人のために」と思い続けていれば切羽詰まったときも自分本位になりがちな心のブレーキをかけて、患者さんを軸に考えられると思うんですよ。

自分も人も大事にする。だから、理学療法士は魅力的な職業なのです。

理学療法士の魅力は?

何より、患者さんやご家族に感謝の気持ちを直接伝えてもらえることですね。病気で倒れて元の仕事に戻れなかったときには、「こんな仕事もあります」、「こんな仕事をするならこういう方法で体を動かせるようになりましょう」と一緒に考えていくのですが、患者さんは大きな不安を抱えています。

そんなときに、第二の人生というか、その歩み方をお伝えしたときに「今後の人生を変えられる方法を教えてくれてありがとう。先生に会えてよかった」と涙ながらにお礼を言ってもらえたことがあります。

恩師が今も学校にいらっしゃるそうですね。

はい。僕が学生のときには自分のためだけに勉強していました。でも、この学校で恩師に出会えました。そして、今後はその先生のもとで、教員をすることができるんです。

先生はいつも一生懸命だったなって思います。そのときの先生は今の私より若かったなて信じられません。当時はいつご飯を食べてたか覚えていないというくらい忙しくて、学生のために必死だったと聞きました。当時、僕はそれを知らなかったのですが、そういう熱い思いは伝わってきていました。僕もそんな毎日を送りたいと思っています。

それを目指して努力されているんですね。

「考えて、考えて、考え抜いたときに湧き出るものがあるんだ」という言葉を信条にしています。
最近では学生への伝え方や、授業の進め方、どういう過程で4年間を過ごして、卒業させるかをいつも考えています。僕も学生のときにはそこまで自分の人生を考えてはいなかったと思います。

働き出していろんな人と出会って揉まれながら少しずつそういう考えが形作られました。そのときに、学生時代を振り返って「ああ、そういえば先生があんなこと言ってたな」と気付いてもらうための貯金というか。

彼らの頭に残しておくために「理学療法士は患者さんのために精一杯働く存在だ」と繰り返し言うようにしています。

これから入学する保護者さんや学生さんにお伝えしたいことは?

理学療法士は人に感謝されるいい仕事だってことです。
その良さを伝えながら、まずは自分自身のことを考えてもらう。自分のことができるようになったら、人のことを考える。人のことを考えられるようになったら医療人としてどういう思考を持つのかを教える。

そうやって、理学療法士は人に感謝される仕事で、人のことを大事にしないといけない仕事なんだよってことを少しずつ伝えていきたいですね

長先生インタビュー

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