2012/3/21(水)
2012/3/21(水)
2012/3/6(火)
みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚 和宏です。 先日、無事評価実習が終わり、学生たちがたくさんの学びを持って帰ってきました。 理学療法学科からは社会人入学の太郎良 雄己くん、作業療法学科からは平川 有美さんに、どんな実習だったのかを聞いてみましたので、お伝えします。 |
-------------------------------------------------- |
大塚: | 実習お疲れ様でした。全体を通してどうでしたか? | ||
太郎良: | きついというより、勉強になりましたね。良い意味で教科書の知識が使えない…。だからこそ、自分で動かないと知識を吸収できない。 | ||
大塚: | 自分がイメージしてた「実習」からするどんな違いがあった? | ||
太郎良: | 報告や連絡・相談にしても今まで会社でやっていたスタイルでいっていたので、自分の感覚が“当たり前”になっていて、それを指摘されていました。 スーパーバイザー(*1)が皆忙しかったです。その中で自分が「あれしたい、これしたい」と言うと迷惑なんじゃないかな?という意識があったんだと思います。最終的に言われたのは、「それを遠慮するのは学生じゃない」と言われました。もっとやれば良かったなと思います。 | ||
大塚: | それは、次への課題だね。ありがとうございました。 平川さんはどうでしたか? | ||
平川: | 私は色んな先生に指導してもらいましたね。私が担当させてもらった患者さんはST(*2)の先生も関わっていたので、レポートのフィードバックの時に、先生方が一緒になって考えてくれたり、リハビリ見学の時も、私は歩行分析(*3)が苦手なので、「その時にどこ見たらいいの?」といろいろ指導してもらいました。 | ||
大塚: | OTでも歩行分析するって大変だったね。 | ||
平川: | 実習地の病院がOTの先生もPTの先生も違いがないんですね。PTの先生が塗り絵したり、風船バレーしたりということもあって、そういうとこに魅力を感じて、面白かったですよ。 | ||
大塚: | 二人とも、色んな経験をしたようだね。 では、課題としてはどんなことがありますか? |
||
太郎良: | 歩行に(観るべき点に)着目できていなかったり、ということが多かったので、視野を広く持つことですね。 最初にやっていたやり方は、教科書を読んで、書いてあるものと見比べていたんですけど、スーパーバイザーの先生は、「受傷前の状態を知らないと評価できない」と言われて気付けました。 |
||
大塚: | 完全に正常に戻らないこともあるからね。 | ||
太郎良: | スーパーバイザーからは「疾患を見てるよね」と言われました。見てるつもりはなかったんですけど、後から考えてみると、そうだったなと思いましたね。 あとは、勉強は「しなくちゃいけない」、ではなくて、「して当然」という感じになりました。 勉強したいな、とは思っていましたけど、レポートに追われてできなかったので、今から長期までの間を使ってやっていきたいと思います。 |
||
大塚: | 患者さんを目の前にしないと考えられないところなので、しっかり頑張ってください。 平川さんはどうですか? |
||
平川: | PTの先生達からもたくさんアドバイスもらったんですよ。そこの問題点を挙げるなら、こういうことを書いた方がいいよ、と。それぞれの専門職の視点で指導してくれたんです。 そこをプログラムにするんですけど、分かってるけど文章にできない。文章力大事だなって感じました。 |
||
大塚: | ん。とっても大事な学びです。続けて頑張っていきましょう。 |
*1 | ST:言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist) |
*2 | 歩く様子を運動学的に分析したり、機器を使って解析をしたりすること。日常生活に適応させるためには。OTにも重要。 |
2人とも、とても大事なことを学んで帰ってきたようでした。もう早速、春からの長期実習に向けて取り組みを始めていたところもとても頼もしいです。 ぜひ、続けて頑張ってください。 |
|
2012/3/6(火)