病院がつくったリハビリ専門学校 久留米リハビリテーション学院オフィシャルブログ

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久留米リハビリテーション学院
  • 久留米リハビリテーション学院
  • リハビリ学科に特化した福岡の医療専門学校です。
    ★本学院の特色★
    1.「福岡で唯一!医療法人がつくったリハビリ専門学校」
    2.「2年連続100%!全国トップクラスの国家試験合格率」
    3.「最新の教育システム!高い合格率をを支えるe-school型授業」
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卒業生来校(作業療法学科 3期生)

2011/8/1(月)

みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚 和宏です。

先日、作業療法学科の3期生仲良しメンバー5人組(久保さん、宮崎さん双子姉妹、吉田さん、西崎さん)が学院に遊びに来てくれました。

当時担任だった、島本先生も懐かしく話をしていました。

今、働いている職場での活躍や、担当している仕事のことなど、卒業してからの話を聞くと、みんなすごく成長したなって思います。

久留米リハの卒業生として、九州の各地で、多くの患者さん達の支えになってくれている姿が、とてもたのもしく見えました。

また、働く場所はそれぞれ違っても、久留米リハで一緒に頑張った仲間こそが財産だなと改めて感じた一日でした。

これからも、それぞれの活躍を期待しています。

明日に向かって全力で走れ!
作業療法学科 教員 島本 和孝

彼女たちは皆、福岡や熊本からドライブしながら来てくれたそうです。

卒業してからも、こうやって親しくしてくれる人たちがいることは、学院としてもとてもうれしいですね。

また、土産話を持っていつでも遊びに来てくださいね。
 

2011/8/1(月)


卒業生来校! 少し早い夏休みだそうです

2011/7/6(水)

みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚 和宏です。

先日、少し早い夏休みをとったということで、卒業生が遊びに来てくれました。彼女は、以前のブログにある『全体オリエンテーション』の記事で、勉強に向き合う模範となる学生としてご紹介した方です。

4年間思い続けた施設(総合せき損センター:飯塚市)に無事就職を果たし、試行錯誤しながらも楽しく臨床で励んでおられたようです。思い出話もしながら井ノ口作業療法学科長と一緒にインタビューをさせてもらいましたので、その時の様子をお知らせします。

卒業生: 暑いですね。暑くないですか?  
井ノ口: 緊張してるんだね。エアコン入れたよ。一番最初に文句が出てくるのは何でなんだろうね(笑)。
大塚: 今日はどうされたんですか?
卒業生: 夏休みをとったんです。お盆にスタッフが集中して休めないので、交代でとるんですけど、私は早めに休みをもらったんです。土日挟んで5連休です。
井ノ口: 実家にも帰るの?
卒業生: そうなんですよ。帰ってこいと言われるもんでやっとです。
 
井ノ口: 就職して苦労したなぁということはある?
卒業生: 患者さんから言われますよ。「新人さんなの?」って。「やっぱりキャリアの長い先生の方が、、、」って言われるとちょっとへこみますね(笑)。
井ノ口: (笑)だんだん(仕事にも)慣れてくるんだろうね。
今、何人くらい診てるの?
卒業生: 11人です。
みんなすごいですね。85歳の脊損(※1)のおばあちゃんも前方トランスファー(※2)してますもんね。20分くらいかけて行って、20分くらいかけて戻って、っていう練習をしますもんね。かなりのスパルタです。
井ノ口: 一番面白かったな、嬉しかったな、って思うことは?
卒業生: せき損センターに入れたことですよ。今の職場を4年間考えてましたし、そこしか考えてなかったですからね。執念に近いですよね(笑)。
井ノ口: 人間と生活の授業(※3)受けてからだよね。
卒業生: そうです。その時の話を聞いて決めましたね。ここは離れたくないですね。
でも私、みんなから「天然」って言われるんですよね(笑)。私、雑用ができないんです。「紐の長さ測っといて」って言われて、間違っていたりとか。
井ノ口: そういうキャラでいくしかないんじゃない?(笑)
卒業生: 先生方も、「そんなのすぐできる訳じゃないから」って言ってくれるんです。みなさん、とても優しいんですよね。家族みたいです。
井ノ口: 悩んだなぁ、っていうことはある?
卒業生: 分からないことですよ。何勉強してきたんだろう?って思いますね。
井ノ口: 学校で勉強してきたことと、現場で使える知識は違う?
卒業生: 解剖学とか、運動学とかは分かりますけど、脊損の方の体の動かし方は初めてのことが多いので、違うんですよ。例えば患者さんからも「これどうするの?」って導尿の仕方(※4)を聞かれても、学校では実際のやり方まで教えてもらっていないので。
大塚: 先輩から技術的な指導は受けられるの?
卒業生: 教えてはくれますけど、作業療法士はADL(※5)が中心なので、細かいこと1つ1つが分からないですね。
 
大塚: 久留米リハの教育とかカリキュラムで良かったことって何ですか?
卒業生: やっぱり障害を持っている方の話が聞けたことが良かったですね。本当にこういう人たちがいるっていうことは知って欲しいですよね。「麻痺」って聞いても、動かないことのイメージがつかなかったので、実際に見るといいと思います。
井ノ口: それで、この本持ってきてくれたんだよね。
絶対に読んで、回覧して、感想文を書いてくれってね(笑)。
卒業生: せき損センターに1年くらい入院されてた方がいて、その方の奥さんが書いた本です。自分も運転とか気を付けようって思いますね。人にけがさせてその人を頸損(※6)にさせてしまったら大変って本当に思いました。
  とある新婚夫婦に起こった出来事(文芸社)→
大塚: 学院の授業は、どういうところが良かったですか?
卒業生: ノートをうまく使うのが大事ですね。パソコンの授業も効果的でしたけど、使い分けが必要だと思います。やっぱりノートに書くことで記憶にも残りやすいし、後で探すのも便利でしたね。
資料を配信してもらったりしたのは、とても良かったと思います。
 
大塚: 将来の目標って何ですか?
卒業生: 先輩みたいになることですよ。とにかく脊損一本で行きたいんですよね。他の疾患にも興味はあるんですけど、でも脊損がいいですね。
大塚: 脊損の中でもどの辺りがいいんですか?
卒業生: ADLにどんどん入っていけるんですね。急性期(※7)の大変な時期から、住宅改修までやって、患者さんが社会に出れるようになるまでずっと関われるので、そこがいいところですね。
退院した人も、時々病院に顔出してくれて、結婚して子供さんを連れてきてくれたりするのを見ると、嬉しいなって思いますね。そう思っていると、仕事は楽しいなぁって思います。
大塚: 最後に、在校生に何かメッセージをお願いします。
卒業生: 学校の中で、どんどんコミュニケーションをとっていって欲しいですね。実習に行っても、いろんな人とのコミュニケーションをとることが求められるので、普段から慣れていってもらえるといいと思います。
井ノ口・
大塚:
ありがとうございました。

※1 脊髄損傷のこと。背骨の中の神経が傷害を受けることで、その部位より下の運動や感覚が障がいを受ける。
※2 車椅子からベッドなどを真正面から腕だけを使って乗り移ること。難易度は高い。
※3 1年次に行っている授業。各分野から講師をお招きして体験談などを話してもらうもの。毎年、脊損の方にも来ていただいている。
※4 排尿が自分の力でできなくなった方に対して、専用の管を用いて行うこと。
※5 日常生活活動の略。食事や排泄、入浴など実際の生活場面で行う動作のこと。
※6 頚髄損傷のこと。脊髄損傷の中でも、頸(くび)の部分の神経が傷害を受けることで、ほぼ全身の運動や感覚が障がいを受ける。
※7 病気や怪我を負ってすぐの時期のこと。

彼女は、在学中も「ブログ読んでます。」って言ってくれていたり、今回も「毎回楽しみに見てます。」って言ってくれる、とても嬉しい読者さんでした(^o^)。

天然なキャラを活かしつつ、実は辛口ながらも(?)楽しそうに仕事のことを語ってくれる様子は、とても頼もしかったです。これも久留米リハで学んできた成果でしょうか?

これからも、今回のことを励みにして少しでも多くの方に楽しんでもらえる記事を書いていきたいと思います!
 

2011/7/6(水)


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