将来性を見据えたリハビリ学校の選び方

理学療法士・作業療法士になるためには、養成学校を卒業して国家試験に合格しなければなりません。しかし養成学校には大学・短期大学(3年制)・専門学校(3年制・4年制)があり、数多くの養成学校の中から自分に合う1校を選ぶことはとても重要です。

私が理学療法士になるという夢を叶えられたのは、まずは学校選びに成功したからと言っても過言ではありません。個人的な経験からではありますが、学校選びに重要なポイントをいくつかご紹介したいと思います。

 

大学か専門学校か?

当時、私は「医療の現場で働きたい」と強く考えていました。そのため、まず、就職に直結するという点で、大学よりも専門学校を選びました。

大学では、必ずしも特定の職業とリンクしているとは限りません。とくに学ぶ幅の広い学科の大学生は、結果的に“たまたま内定をもらったからその仕事に就いた”という事態になりかねません。学生時代に学んだことを直接生かせずに、就職後、会社のやり方に沿って仕事を身に着けていくこととなります。

では、専門学校の中ではどの分野が確実に就職できるのか。それは今でも80%以上のトップの就職率を誇る医療系で間違いがないと思いました。大学とは違い、専門学校は担任制であることが多く、教員との距離が近いのも安心できました。

3年制専門学校よりも4年制専門学校へ!

4年制の専門学校であれば『高度専門士』の資格を得られて大学院にも行ける、4年制のカリキュラムには余裕があるので研究や国家試験対策が充実している、などは、もはや4年制専門学校のメリットの常識となっています。

一方、3年制のメリットとしては最小のコストと時間で早く仕事に就ける、という点をアピールする学校が多いようです。

しかし最近、3年制の専門学校が、文部科学省に4年制設置の認可申請をし、決定するまで募集を停止しているケースが見受けられます。これは、在校生にとっては大変不安なことです。自分の学年で学校が無くなる恐れがあるわけで、卒後教育や就職のサポートも魅力な専門学校のメリットが削がれてしまうのです。

理学療法士・作業療法士の専門学校なら地方へ!

首都圏の学校では、専門学校の乱立や学生人口の多さから、付近に臨床実習施設が足りていないケースが多くあります。東京の学校から北海道や九州の病院まで実習に行くことも当たり前なようです。

また、首都圏には、分野に直接関係の無い経営者が事業拡大目的だけで新しく学科を設立させることも多く、関係者の意識の低さからか、教員と生徒、生徒同士のつながりが希薄に感じることもあります。また、そのような学校の卒業生は、同級生や教員とのつながりが少ないからか、留年や国家試験の失敗ばかりではなく、就職したもののすぐに辞めてしまうようなケースもよくみられます。

新しさを取り入れる柔軟性があるのが理想!

現在の医療現場では、すでに時代に流れに対応しGoogleのアプリやタブレットでの即時的な情報伝達、チャットワークによる会議などを取り入れているところが増えてきています。移動中に書類のフォームが届き入力してすぐに返信する、利用者様の情報(カルテ)を現場で閲覧し記録を入力する、一つの場所に集まることなく部署の事例検討を行う、などのネットワーク無しにはもはや仕事にならないほどです。

思い返せば、私が学んだ専門学校では、当時としては画期的だったチャットによる連絡網を駆使し実習中も同級生や教員との繋がりを密に保っていました。この専門学校時代の経験のおかげで、新しい情報システムに柔軟に対応し活用する姿勢が育まれたと思っています。

以上、ランダムではありますが、将来性を見越した学校選びのポイントを挙げさせていただきました。後悔しない学校選択のためのお役に立てればと思います。

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