病院がつくったリハビリ専門学校 久留米リハビリテーション学院オフィシャルブログ

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理学療法学科 4年生 第1期臨床実習を終えて

2010/7/23(金)

先日7月17日を最終日に、4年生の第1期臨床実習が終わりました。

9週間という長期間の実習は、これまでにはなかった、数多くの困難があったのではないでしょうか。自宅から通った学生もいれば、中にはマンスリーマンションに滞在した学生も、さらにはホテル住まいだった学生もいます。

 

生活だけでも普段とはがらりと変わった上に、長期間にかけて初めての環境(実習地)に入り、初めての指導者の下、初めての患者様への対応、そして、どうやって治療するのか、どういったことを目標にするのか、といったことを現実味がある中で考えるのも初めてのことです。

今年の2月に、3週間の評価実習を終えた学生達ですが、今回は9週間で、しかも患者さんに対して療法士がやるべきことを全てやってくるわけです。この実習を終えた学生達はどんな風に成長してきているのでしょうか。理学療法学科の4年生に聞いてみました。

 

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長期実習を終えて、一番自分が変化したところはどういったところですか?

  • 患者さんに対しての視野が広がったことですね。評価や治療をする際に、その人の背景を考えるようになりました。他にも、退院後にどうなっているのか、ということを考えた上でのアプローチが出来るようになりました。
  • いろんな物事に対して感謝するようになっていましたね。実習中は1人で2ヶ月の生活をしていたので、料理をすることから、掃除や洗濯、勉強も自分1人でした。それがこちらに帰ってからは、家事は家の人がやってくれる、勉強は学校で聞くことが出来る。環境が整っているということが、当たり前と思っていましたが、とても有り難いと思えるようになりました。
  • 最初は、他の治療場面を見学していても、ただ見ているだけでしたが、次第に「私の患者さん」と思うようになり、どこが問題で、どういう風に治療していって、今後どんな生活になっていくのか、ということを考えられるようになってきました。しかも、その考えを先生達と共有することで、多くの考えを自分のものにすることが出来ると言うことを発見しました。

 

どれもとても大切なことですね。

では、こういった学びをもとに、次の臨床実習で達成したい目標にはどんなことがありますか?

  • 知識の全体的な底上げをしたいですね。もう1年先には、僕たちも“先生”と呼ばれる立場になっているわけですし、その前には国家試験もありますからね。
  • 患者様のために、今何が出来るか、ということが考えられるようになりたいです。
  • 患者様の将来のイメージを持って、何をすることが必要なのか、ということを考えられるようになりたい。

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インタビューをした感想としては、「みんな成長したなぁ」ということでした。こちらから言い続けてきたこともありますが、彼らが、自分の口で話をしてくれるのを聞くと、非常に頼もしく感じます。

 

これから、2期の実習に向けての取り組みや、国家試験対策等もありますが、引き続き頑張ってもらいたいです。そして、低学年の学生さん達のよき規範となる4年生であって欲しいものです。


 

久留米リハビリテーション学院

 

2010/7/23(金)


理学療法学科4年生臨床実習に向けた課題

2010/5/7(金)

ゴールデンウィークも空けた5月10日から9週間をかけて、主に九州各県の病医院において臨床実習の第1期が始まります。理学療法学科も作業療法学科も最終学年としての大事なカリキュラムです。 1年から3年にかけて、講義科目では知識を増やし、演習科目では知識をベースにした実技の練習を繰り返してきました。さらに各学年で外部施設での実習を通して社会性を培い、療法士になる意図も明確になってきています。 3年生の最後には、評価実習という、今回の実習の前段階としての実習も乗り越えてきた学生さんたちです。

今回の実習においても多くの学びを持って帰ってきてくれることでしょう。

理学療法学科の4年生に実習で取り組むべき課題についてインタビューをしてみました。
ある学生さんは、 「時間厳守と挨拶です」 と答えました。基本中の基本ですね。社会人として当然のことです。学内でも事ある毎に言われているでしょうから、きっと確実に守り通してくれることでしょう。
次の学生さんは、 「報連相と質問です」 と答えました。報連相とは、報告・連絡・相談のことですが、直接的に指導をしてくださる先生を始め、現場のスタッフの方々と密にコミュニケーションをとることを指します。学生は当然ながら資格を持っていませんから、指導者の下でないと患者さんに触れたり治療をしたりすることはできません。その中で、これから学生が何をしようとしているのか、どんな経過をおっているのか、結果がどうなったのか、ということについては指導者の先生も確実に把握する必要があります。そのための報連相です。 また、質問についても、学生にとってはまだまだ慣れない現場ですので見るもの聞くこと全てが新鮮なことのはずです。そのことについて、自分たちの学びに変えつつ吸収するためにも適切な質問が必要になるのですが、時に緊張が高かったり、心にゆるみが出たりすると質問自体をしなくなることがあります。常に初心を忘れず、最後まで大いに学んできてもらいたいものです。

そして、最後の学生さんは、 「患者さんとうまくコミュニケーションをとって、評価をして問題点を出して治療をすることです」 と言いました。至極基本的なことですし、このことのための実習でもあるわけです。もう来年度からは現場で実際に治療をしていくわけですから、そのためにも実習の時点で、ある程度の結果を出すことが求められます。当然学生ですからうまくいくことばかりではありません。先生の指導の下たくさんの経験を通して、成功からも失敗からも学びを得てきて欲しいと思います。 以上、たくさんの不安がある中で、いくつかの課題を見出してくれました。しっかり取り組んできてくださいね。 また、3年生までの学生さんたちにとっても、「まだ先の話だから...」ではなく、こういったことを学内で身につけることが必要です。そうでないと、実習先に行っていきなりできるようになることではありません。皆さん自身のことに置き換えて、頑張っていきましょう。


久留米リハビリテーション学院

2010/5/7(金)


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