岐阜大学 科学研究基盤センター 犬房 春彦 教授 講演会 福岡で理学療法士・作業療法士になるための学校

リハビリテーション職種紹介

岐阜大学 科学研究基盤センター 犬房 春彦 教授 講演会

  • 【講演日】
    令和元年9月19日(木)
  • 【講 師】
    犬房 春彦 先生(岐阜大学 科学研究基盤センター 抗酸化研究部門)
  • 【会 場】
    久留米リハビリテーション学院 講堂

今回は、岐阜大学 ライフサイエンスリサーチセンターの犬房 春彦先生をお招きして、『酸化ストレスと疾患』というテーマでご講演いただきました。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、近年益々注目度が上がってきています。

それでは、講義の内容をお伝えします。

「身体が錆びる」ということは、医者の中でも知らない人も多いですが、万病の元であり、200年も前から、ボルドーワインで病気を治すということは行われていたようです。

〜酸化ストレスとは〜
私達の身体の中に菌などが入ったときに、それらを分解するために身体の中にある過酸化水素と次亜塩素酸という酸化ストレス物質が使われます。つまり、酸化ストレス物質というのは私達の身体にとっても重要なものでもあります。ただ、多すぎると悪影響を及ぼすものでもあります。

 

〜アルコール〜
アルコールは「老ける毒」といって身体を錆びさせるものです。アルコールを分解するのはアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)と呼ばれるものですが、日本人の43%が部分欠落、6〜7%が完全に欠落(欧米人はほぼ100%持っている)しています。

お酒に酔いにくくするためのサプリメントとして、SUPALIV®を開発しています。アルコールの分解を促進し、抗酸化作用のある物質です。これを飲んでいると血中のアルコール濃度が6割程度まで下がります。ここまで下がるのは世界でもこれだけです。

〜糖尿病〜
アルコール代謝の研究の途中で糖の分解で効果が変わるということを発見し、Twendee Xというサプリメントを開発しました。通常の糖尿病薬は血糖値が下がるとインシュリンが上がりますが、図のようにインシュリンも下がってきます。

糖尿病の合併症を軽減できた症例を紹介します。
表 克美さんという楽器職人で、蒼々たるアーティストに楽器を作っていらっしゃる方ですが、Twendeeを紹介して「楽器作れるまでに2年はかかるよ」と言っていたのが、5〜6週間で手のしびれと違和感が消えて楽器作りを再開し、半年ほどで完成させてくれました。現在の医学でも、糖尿病の末梢神経炎の症状を治す薬はありませんが、Twendeeではそれが可能です。

〜癌〜
癌を引き起こす食品というのがあります。スライドの2と4以外は、摂取することで酸化ストレスが上がります。

タバコについては、たくさん吸うと肺癌になるというのは皆さんご存じと思いますが、それ以外にも食道癌・胃癌・乳癌・大腸癌なども増えてきます。

紙巻きタバコを吸うことで唾液内にアセトアルデヒドが分泌され、それを飲み込んで全身を循環することで、全身の細胞の癌化が促進するからです。

携帯電話からは電磁波が出ます。電子レンジや放射線も同じ電磁波ですが周波数が異なります。電磁波が生体に当たると水の分子を電離分解して過酸化水素を作ります。

女子高生は学校で携帯電話を持っていると没収されるので、ブラジャーに隠しています。毎日ブラジャーに隠していると皮膚と接触して電磁波を受けています。それが原因で乳腺に炎症を起こしてしまいます。通常の乳癌であれば乳腺に1箇所腫瘍ができますが、この4例の女性はたくさんの箇所で腫瘍が見つかっています。

私達の身体には60兆個の細胞があって、毎日5000個程のがん細胞が出来ていますが、それらを排除する仕組みがあります。

その一つがナチュラルキラー(NK)活性ですが、実は癌を患うとその活性が下がってしまいます。身体を錆びさせる過酸化水素を作っていくことによって免疫を抑えて癌を増殖させるという仕組みがあるからです。Twendeeを飲ませるとNK活性は元よりも増えていることが分かりました。

〜認知症〜
Twendeeの投与を続けて、老齢になったマウスがいます。そうすると脳の中がどうなるのかということですが、左端は若いマウスで、脳の海馬歯状回というところで新しい細胞が何個出来るかということをカウントして、大体30個程度でした。56週のマウス(人間で50〜60歳)では2/3に減ってしまいます。つまりこれが加齢現象です。

これにTwendeeを30週程度飲ませ続けるとどうなるかというと、実はもとより少し増える程度で、新しくできる神経細胞の数も維持できることが分かりました。

日本認知症予防学会のエビデンス創出委員会が日本でサプリメントを公募して8社から公募がありました。他の企業は全て落ちてTwendeeだけが選ばれました。無作為二重盲検の介入試験という臨床の試験としては最もハードルの高いものを行いました。

結果としては、MMSEと長谷川式認知症スコアで有意差を持って認知症の予防ができた、という結果が得られました。

先ほどの論文は8月の終わりに掲載になって、9月24日に記者会見を行うことになっています。

 

〜アレルギー〜
皆さんの中で花粉症の方は、6〜7割ですね。2001年度には12%しかいなかったのですが、2010年度には47%、今では50数%まで増えてきています。左上の喘息では、2005年には400万人だったのが、2008年には800万人、現在では900万人になっています。なぜ今これだけアレルギー疾患が増えているか、というと理由は糖尿病とその予備軍が増えているからです。

血糖値が上がり、酸化ストレスが上がり、白血球が壊れ、免疫のバランスが崩れてアレルギーになりやすいという構図があります。では、アレルギー疾患に酸化ストレスを下げさせると効果はあるのか、という疑問が出てきます。

モニターブログという会社にお願いをしてやってもらいました。まず花粉症です。2016年では有効率8割以上、2017年でも有効率8割以上でした。

左が慢性副鼻腔炎という蓄膿症と言われる疾患でアレルギーが多いのですが有効率75%、アトピー性皮膚炎では有効率70%以上ありました。

喘息については、発作の回数で11回以上起きたという人が36%、飲んで2か月の時にはなんと発作が起きていないという人が71%でした。そして4か月後のグラフで効果があったか、という質問に対しては、95%の人が効果があったということでした。

〜2点圧迫のマッサージ(NOXOFF)〜
私は、ゴルフをやりますが、フォームが悪くて2〜3年程前に右の肘を痛めました。何をやっても治らない。ステロイドをやってもだめでした。マッサージ屋で施術をしてもらいながら、特殊な方法を見つけました。そうすると、3〜4か月でゴルフエルボーが完治しました。

現在その事の本を書いていますが、名前をNOXOFFと呼んでいます。関連する2点をしっかり30秒押して、酸化ストレスが抜けます。圧迫だけなので、筋肉にダメージが残りません。

身体が錆びる、酸化ストレスを下げると何が良いか、ということですが、
・多数の疾患の予防ができる(認知症?)
・多数疾患の症状改善が期待できる
・医療費が低減できる?
・寿命が伸びる?

皆さんがこれから生きていく上で、酸化ストレスを下げるためにはどういうものを避けたら良いか、どういうものを心掛けたら良いか、ちゃんとしたエビデンスがある抗酸化物質をご紹介しました。以上です。

今回、ページの関係で割愛した内容の中には、日焼け、加齢臭、慢性膵炎、脳梗塞などに対する効果が証明されていることや、水素水やニトログリセリンの効果についての解説もありました。犬房先生、貴重なご講演ありがとうございました。

講師:犬房 春彦 先生

主な経歴1991年近畿大学 医学部 講師
2001年近畿大学 医学部臨床医学部門/臨床栄養学 教授
2004年ストラスブール大学欧州テレサージェリー研究所 客員教授
2004年11月スペインバルセロナ大学外科学教室 客員教授
2005年4月近畿大学医学部先端医療・医療経済対策室 室長
2007年SUPALIV株式会社(旧社名ブルックフィールドメディカル株式会社、TIMA Japan株式会社) 創業
※2019年より監査役に就任
2011年TIMA Japan株式会社 代表取締役
2013年11月岐阜大学生命科学研究支援センター 抗酸化研究部門 部門長 特任教授
所属岐阜大学 科学研究基盤センター
住所〒501-1194
岐阜県岐阜市柳戸1-1 医学部棟7階 7S33
WEBサイトhttps://antioxidantres.jp
連絡先kousanka@antioxidantres.jp

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