病院がつくったリハビリ専門学校 久留米リハビリテーション学院オフィシャルブログ

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久留米リハビリテーション学院
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  • リハビリ学科に特化した福岡の医療専門学校です。
    ★本学院の特色★
    1.「福岡で唯一!医療法人がつくったリハビリ専門学校」
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    3.「最新の教育システム!高い合格率をを支えるe-school型授業」
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2年生という学年の位置づけ

2010/5/18(火)

今、学院内は、4年生が実習に行き、他の学年も授業が流れに乗ってきたということもあって、全体的にはやや落ち着いた感じがありますが、教員としては日々いろいろ起こるものです。それらのことから、私たち教員も学びがありますが、学生さんにも学んでいってもらいたいと思います。 さて、今回は、進級して大分慣れてきたであろう理学療法学科2年生担任の木下先生に、『2年生という学年の位置づけ』といった内容でインタビューを行いました。 

4年制というカリキュラムの中で、2年生に対してはどういったことに重きを置いて関わっていらっしゃいますか?
勉強だけに特化せずに2年生にやっていってもらいたいと思ったのは、「自ら学ぶ」ということと、勉強面では「1年生の時に習った体の部分と病気のことを繋げることができるようになってきて欲しい」ということですね。 最近は、雑誌や論文が読めるようになることと、専門用語をしっかり理解することを目標に、『1ページ講座』というのを読んでもらっています。ジャーナルに、用語について1ページでまとめられたページがあるんです。まずは1ページから読む習慣を付けてもらえれば、と思っています。その中で分からないことを調べてもらっているんです。それを週に1回のHRで紹介し、「読んでみて。」と言うだけです。あと読むかどうかは学生さんたちに任せています。

提出は求めないんですか?
そうです。自分のために読んでね、と言うようにしています。必ず実習や臨床では論文などを読むことが必要になると思うから、今から読んでみて、と言っています。テーマは必ず(最近の授業に)関連づけた内容のものを紹介しています。可動域制限とか、この前は脚長差とか、ICFとかです。 ─あとは、3年次に理学療法に関する知識を中心に学ぶので、それに必要な手技的なところもやれるような準備をしていますね。理学療法を学ぶためにもある程度体を触れるようになってきて欲しいな、と思いますね。

それは実技としてですか?
 そうです。科目としてはそれがないので、1年生の時に学んだことを活かしつつ、触るということをHRでやろうかな、ということを(副担任の)金川先生と話をしているんです。触れないと場所が分からないし、運動もイメージができない。運動が分かっていないとそこの問題を改善させる治療は分からないじゃないですか。だから、1年次に習った知識を元に、触って実技をするのと、あとは習ったことを疾患に繋げるということを勉強してもらいたいな、と思いますね。

触診ってすごく大事ですもんね。
年次は、こちらが勉強会を企画して、勉強のやり方を学んでもらえるような環境作りをしてきました。ですので、今度は、自分達で計画を立てて勉強をやって欲しいと思うんですよね。その中でグループが必要であれば作ればいいと思います。 1年の学びを活かして、さらに3年にステップアップする為の取り組みですね。 ─結構たくさんやりたいことはあるけど、段階的に学習環境を提供していければと思っています。 

1年生から4年生までを担任されてきた木下先生だからこそ、どの学年でどういった部分を強化していけばいいか、ということも分かるでしょうし、授業内外を含めて必要なコンテンツを提供するという、効果的な関わりをされていると感じました。自分自身もとっても勉強になったインタビューでした。 学生さんにもそれに応えていってもらいたいですね。頑張りましょう。


久留米リハビリテーション学院

2010/5/18(火)


理学療法学科4年生臨床実習に向けた課題

2010/5/7(金)

ゴールデンウィークも空けた5月10日から9週間をかけて、主に九州各県の病医院において臨床実習の第1期が始まります。理学療法学科も作業療法学科も最終学年としての大事なカリキュラムです。 1年から3年にかけて、講義科目では知識を増やし、演習科目では知識をベースにした実技の練習を繰り返してきました。さらに各学年で外部施設での実習を通して社会性を培い、療法士になる意図も明確になってきています。 3年生の最後には、評価実習という、今回の実習の前段階としての実習も乗り越えてきた学生さんたちです。

今回の実習においても多くの学びを持って帰ってきてくれることでしょう。

理学療法学科の4年生に実習で取り組むべき課題についてインタビューをしてみました。
ある学生さんは、 「時間厳守と挨拶です」 と答えました。基本中の基本ですね。社会人として当然のことです。学内でも事ある毎に言われているでしょうから、きっと確実に守り通してくれることでしょう。
次の学生さんは、 「報連相と質問です」 と答えました。報連相とは、報告・連絡・相談のことですが、直接的に指導をしてくださる先生を始め、現場のスタッフの方々と密にコミュニケーションをとることを指します。学生は当然ながら資格を持っていませんから、指導者の下でないと患者さんに触れたり治療をしたりすることはできません。その中で、これから学生が何をしようとしているのか、どんな経過をおっているのか、結果がどうなったのか、ということについては指導者の先生も確実に把握する必要があります。そのための報連相です。 また、質問についても、学生にとってはまだまだ慣れない現場ですので見るもの聞くこと全てが新鮮なことのはずです。そのことについて、自分たちの学びに変えつつ吸収するためにも適切な質問が必要になるのですが、時に緊張が高かったり、心にゆるみが出たりすると質問自体をしなくなることがあります。常に初心を忘れず、最後まで大いに学んできてもらいたいものです。

そして、最後の学生さんは、 「患者さんとうまくコミュニケーションをとって、評価をして問題点を出して治療をすることです」 と言いました。至極基本的なことですし、このことのための実習でもあるわけです。もう来年度からは現場で実際に治療をしていくわけですから、そのためにも実習の時点で、ある程度の結果を出すことが求められます。当然学生ですからうまくいくことばかりではありません。先生の指導の下たくさんの経験を通して、成功からも失敗からも学びを得てきて欲しいと思います。 以上、たくさんの不安がある中で、いくつかの課題を見出してくれました。しっかり取り組んできてくださいね。 また、3年生までの学生さんたちにとっても、「まだ先の話だから...」ではなく、こういったことを学内で身につけることが必要です。そうでないと、実習先に行っていきなりできるようになることではありません。皆さん自身のことに置き換えて、頑張っていきましょう。


久留米リハビリテーション学院

2010/5/7(金)


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