
みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚 和宏です。
日に日に夏の気候になっていますが、体調など変わりないでしょうか?
今回は、今年度2回目のオープンキャンパスの様子です。
今回、学生の挨拶をしてくれたのは、作業療法学科 3年の那住 理緒さんと、理学療法学科3年の田中 大地くんです。

今回から、理学療法・作業療法の体験が先に行われました。はじめに、リハビリテーション全体の説明をしてもらいました。
次は、各学科の体験ですが、理学療法学科からです。

理学療法学科体験では、肩関節に対する関節可動域訓練を経験していただきました。
肩関節と一言でいっても、実際は5つの関節から形成される複合体であり、その中でも今回は主に肩甲胸郭関節、肩甲骨の可動性を中心に体験していただきました。

参加された皆さんは、恐らく肩甲骨があれだけ動くというのをはじめて経験されたのではないでしょうか…?
実際、理学療法の中でも肩甲骨周囲に対してアプローチするだけでもかなり可動性が増大するとても実践的内容だったのでした。

ちなみに、今回実施したことは2年生の運動療法学で実際にやっている内容です。
今後も様々な 体験を用意していますので、ぜひ参加してください。
理学療法学科 教員 佐々木 祐二
続いては、作業療法学科の体験です。

今回、作業療法学科体験では、右片麻痺(右側半身が麻痺している方)の患者様に対して、作業療法治療を行いました。
その治療は、日常生活活動の一部の着替え動作です。私達は作業療法士なので、上手に物を使ってその方の体の動きや心の動きを促していきます。

今回使用した物は、タオルと紐です。タオルで体の柔軟性を良くします。
また、紐を使って、更衣動作に必要な肩の上手な動きを促していきます。
初めは、治療者が動かし、運動を学習させていきます。その後、徐々に紐の動きに合わせ、その人が動かすように声かけます。最後には、何も言わずとも紐の刺激によって、無意識に患者様の体が紐に反応して動いていくようになります。

その結果、着替え動作が楽に素早く出来るようになれば、大成功です。
この治療の過程には、作業療法ならではの、課題を通しての楽しいやり取りがありますよ。そこが作業療法の醍醐味です。
作業療法学科体験で、楽しいひと時を共有できたら、嬉しいです!!是非いらしてくださいね。
作業療法学科 教員 服部 綾子

その後、毎回好評の『e-school体験』、『学内案内』へと続きました。
在校生たちもどんどん話をしてくれていた様子で、とても盛り上がりました。
最後に、参加されたみなさんからの感想です。
- 先生方や先輩方の雰囲気がとても優しくて良かったです。いろいろな話を聞け、初めての体験をすることができ良かったです。今日1日、楽しい体験をさせていただきありがとうございました。
- 先生方や先輩方がとてもフレンドリーでとても親しみやすかったです。充実した半日となりました。ありがとうございました。
- 国家資格を取る為の勉強が本当に大変だと思いました。その為の先生方のサポートが行き届いているように思いました。(保護者)
今回は以上です。 次回
6月8日は、病院見学ができるオープンキャンパスです。なかなか見ることができない、実際の治療場面を見学する機会です。 是非、お知り合いの方と一緒に来てくださいね。