理学療法士を知る

理学療法士になるための勉強はどのようなことを学ぶ?養成学校での勉強内容とは

理学療法士の学校に興味がある人は、専門学校や大学などの養成学校でどのような勉強が行なわれるのか気になるところでしょう。

ここでは、理学療法士養成学校における勉強内容について説明します。

理学療法士の養成学校で勉強すること

はじめは医学に関わる基礎的な学習から

養成学校で学ぶ勉強内容は大きく分けると基礎科目と専門科目に分けることができます。
1年次は基礎科目の授業が中心となります。作業療法士と共通する授業が多いことから、一緒に勉強することも多いです。

基礎科目は医療従事者として必要な医学や医療の基礎を学ぶ勉強であり、人体の形態や構造を学ぶ「解剖学」や、体の諸器官の働きを学ぶ「生理学」、運動に関する基礎を学ぶ「運動学」、リハビリテーションの基礎について学ぶ「リハビリテーション医学」など多くの科目があります。

学年が進むと基礎科目から専門科目中心のカリキュラムへ

2年次になると基礎科目の中でも専門性が高い授業が増え、「内科学」や「整形外科学」、「神経内科学」、「精神医学」など科目別の勉強が増えるようになります。

専門科目の勉強は1年次から開始されますが、学年が進むに連れてその割合は増え、3年次になると授業の大半は専門科目となります。専門科目は理学療法士に必要な専門的な知識や技術を学ぶ科目であり、実技の授業が多いのが特徴です。

代表的な科目には患者の評価方法を学ぶ「理学療法評価学」や、理学療法士が行なう治療法について学ぶ「運動療法」や「物理療法」、「動作分析」などの授業があります。

実際の医療現場で学ぶ「臨床実習」

3年次や4年次になると実際の医療現場で学習する「臨床実習」が行なわれます。
臨床実習には理学療法評価を中心に学ぶ「評価実習」と、評価から治療まで総合的な実習を行なう「臨床実習Ⅰ」、「臨床実習Ⅱ」があります。

全体を通しての実習期間は5ヶ月に及ぶため、臨床実習は理学療法士養成学校の勉強において最大の難関と言うことができます。

しかし、臨床実習を経験することで学生の意識は大きくかわります。理学療法士として必要な知識や技術を学べることはもちろんのこと、自分に足りない能力を理解して今後の勉強に生かすことができたり、医療人として必要な心がまえを身につけることが出来るようになります。
臨床実習の経験は後の理学療法士人生に影響を与えることもあることから、学生にとって将来を左右する大きなイベントと言えるでしょう。

国家試験合格を目指す国家試験対策

臨床実習が終わると、国家試験合格を目指すための「国家試験対策」が行なわれます。国家試験に合格し、資格を取得することは養成学校に通う一番の目的です。確実に合格するためにかかせない勉強です。

学生時代の最大の難関、臨床実習

養成学校の勉強で大きなウエイトをしめる「臨床実習」について詳しく説明します。

実習内容

臨床実習は実際の医療現場や介護現場で、患者の評価方法や施術などを学ぶ授業です。現場で働く理学療法士がバイザーといわれる指導役となり、実際の患者さんを相手に評価や治療プランの作成、施術を行い、臨床で働くために必要なことを学びます。

1年次や2年次にも見学実習や体験実習といった見学中心の実習が行なわれることがありますが、本格的な実習は3年次や4年次から始まります。「評価実習」や「臨床実習Ⅰ」、「臨床実習Ⅱ」では、実際に入院している患者さんを担当し、評価や治療を行いながら理学療法の勉強を行ないます。

知識や技術以外に重要となるのが、患者さんとのコミュニケーション能力です。協力してもらっていることへの感謝を忘れず、迷惑をかけることがないよう最大限の努力を行なうことが必要です。また、医療現場では疾患や障害に対する精神的な配慮や、個人情報流出への注意などが必要となります。

実習の準備や心構え

実習に入る前には入念な準備を行なっておくことが重要です。実習で必要となる実技はしっかりと復習し、友達同士で練習を行なっておくと良いでしょう。評価のために必要となる書類などはあらかじめ用意しておくと、実習中にあわてずにすみます。

実習先では社会人として必要な最低限のマナーが要求されます。患者が不快感を感じるような容姿や言動は避けるべきであり、実習生同士で私語はしない、優しいあいさつを心がける、敬語を使用することなどを心がけるようにしましょう。

身だしなみは非常に重要で、髪を染める、香水、化粧、マニキュア、付け爪、ピアスなどは禁止です。

実習ではバイザーの立場を理解することも必要です。バイザーにとってもっとも困ることは学生が医療事故を起こすことです。わからないことは必ず事前確認し、報告・連絡・相談を徹底することが重要です。バイザーは無償で学生を受け入れ、指導を行なってくれています。感謝の気持ちを忘れず、謙虚な気持ちで実習にのぞむことが大事です。

理学療法士国家試験対策

国家試験合格のためにかかせない「国家試験対策」。具体的な内容について説明します。

国家試験対策でもっとも重要なのは過去問対策

国家試験対策でもっとも重要となるのは、過去の国家試験問題を解き、問題の出題傾向を知ることです。養成学校で一生懸命に勉強した人でも、最初は合格点を取ることは難しいでしょう。

試験が難しい理由は理学療法士国家試験は非常に出題範囲が広く、勉強する機会が少ない分野からも出題されることがあるからです。しかし、過去問を繰り返し解いていくと出題されやすい箇所があることがわかるようになり、確実に問題に正解することができるようになります。

国家試験対策ではグループ学習が効果的

1人での勉強は集中力が長く続かない、継続するのが難しいという人もいるでしょう。国家試験対策はグループで行なうのが効果的です。わからないところを聞いたり、教えたりすることで試験に必要な知識が身についていきます。友人のがんばりに感化され、1人のときよりも勉強をがんばることができるというのも大きなメリットです。友人と一緒に勉強したことは学生時代の大きな思い出になります。

PCやタブレットを使用し効率的に勉強

学校によっては国家試験対策に、PCやタブレットが利用できる環境を取り入れているところがあります。過去問を効率的に勉強できたり、国家試験で重要となる内容を動画で復習することが出来ます。

理学療法士の国家試験難易度

近年の理学療法士国家試験合格率は以下の通りです。

 平成25年度26年度27年度28年度29年度
受験者数11,12912,03512,51514,37912,148
合格者数9,3159,9529,27212,3889,885
合格率83.7%82.7%74.1%90.3%81.4%

国家試験の難易度にはバラツキがあり、過去5年間の合格率は90.3%から81.4%と大きな開きがあります。
国家試験の内容は難しいといえますが、学校での勉強にまじめに取り組み、万全な国家試験対策を行なえば確実に合格することができる難易度です。
現役生と既卒者との合格率を比較すると圧倒的に現役生の合格率が高いというデータがあります。国家試験は現役合格することが非常に重要です。

国家試験の内容

理学療法士国家試験はマークシート方式です。5つある選択肢の中から1つ、または2つを選択します。問題は大きく分けると「一般問題」と「実地問題」に分けられます。
一般問題は主に学校の授業で習うことから出題されます。実地問題では学校の授業で習った内容に加え、実技や実習で学ぶことが出題されます。

国家試験対策への取り組み方

国家試験対策でもっとも重要なのは過去問を解くことです。わからなかったところは復習し、理解できるまで学習します。過去問は繰り返し何度も解く事が大事です。過去問と同じような問題が出題されることも多いため、暗記するぐらいに勉強しておくようにしましょう。
国家試験の出題分野は非常に広いです。そのため、各分野の参考書を持ち歩いて勉強するのは大変です。最近では国家試験対策用の参考書が販売されています。評判の良い参考書を選び、その参考書を中心に学ぶようにすると効率的な勉強が出来ます。
1人で集中できない人はとにかく学校へ通い、仲間と一緒に勉強するようにするとがんばることが出来ます。

最後に

理学療法士養成学校で勉強することについて説明しました。理学療法士になるために勉強しなければならないことはたくさんありますが、理学療法士になりたいという熱意があれば、乗り越えていくことが出来るでしょう。

苦しいこともあるかもしれませんが、学生生活にはたくさんの楽しいことがあります。グループでの勉強や実技の練習が多いことから、仲間と強い絆が出来るというのが理学療法士養成学校の特徴です。良い仲間と出会い、充実した学校生活を送って欲しいと思います。

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