リハビリ専門学校の選び方

作業療法士を目指すなら、5つのポイントを押さえて学校選びをしよう

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学校選びの5つのポイント

1.作業療法士国家試験合格率

作業療法士を目指す人は、養成校で専門の勉強をして国家試験に合格し、作業療法士の資格を取得します。それでは、どのような養成校があるのか、調べるとたくさんあって、これから作業療法士を目指す人には、どの学校がいいか選ぶのが難しいと思います。

まず、養成校には、次の3種類があります。大学の作業療法学科、3年制専門学校、4年制専門学校です。どの学校を選んでも、国家試験に合格しないと作業療法士にはなれません。ですから、学校選びにおいて「国家試験合格率が高い」ことは必須条件です。

わたしの個人的な考えでは、国家試験に全員合格するのは当たり前だと思うのですが、現実は厳しく、合格率の低い養成校も多くあります。作業療法士になるためには、国家試験合格率の高い学校を選びましょう。

2.じっくり学ぶ時間が取れる4年制専門学校

養成校には、作業療法士の知識を得るために国が定めた、規程の授業数があります。この数はどの養成校も同じです。養成校によっては、独自の授業を追加しているところもあります。

必須の授業は、基礎知識である解剖学や運動学、生理学や病理学などの理解と暗記。病気の知識である内科や外科、神経科、小児科、眼科皮膚科など。そして、作業療法士の専門科目があります。

さらに、作業療法士は理学療法士よりも授業数が多くなります。それは、理学療法士の専門が「身体」であるのに対して、作業療法士は「身体および精神」だからです。身体機能の勉強に加えて、精神科の専門科目が入る分、作業療法士の授業数は増えます。

このように授業数がとても多いので、3年制専門学校は授業を詰めるようになります。わたしは3年制専門学校の卒業生ですが、平日は9時から18時まで、みっちり授業が入っていました。疑問を持っても、調べる時間があまりありませんでした。

3年間で学ぶよりは4年間に分けて学べる4年制専門学校の方が、授業のための調べ物や、予習復習の時間を取りやすくなります。4年制専門学校は、受けた授業をじっくり理解する時間を持てます。

3.課外活動で視野を広げられる養成校

じっくり学ぶ時間がとれる4年制専門学校では、課外活動で患者様とボランティアやイベントに参加する時間を持つことができます。

作業療法士になって臨床に出ると、患者様との関わりは、治療者と患者様という範囲に限られます。学生の間に課外活動で関わる患者様との時間は、患者様に対して、学生と一般人という関係で関われる大切な時間です。

4年制専門学校の中には、その時間の大切さを知っていて、課外活動のグループを持っている学校もあります。そのような養成校を選ぶと、学生時代にしかできない貴重な体験ができます。

4.卒業後も頼れる先生がいる

臨床の作業療法士が臨床実習指導をするとき、実習期間中に実習施設を訪問する養成校の先生方と、学生の実習状況について話をします。

当然のことですが、養成校の先生は作業療法士です。そして、患者様の心身機能を伸ばす仕事である作業療法士だけあって、先生方は学生の個性をよく把握しています。実習中の学生の悩みを聞いて、学生の個性に合ったアドバイスをして帰ります。

養成校の先生は、学生に人間的な教育もします。在学中に悩みを相談できる、頼れる先生がいる学校を選びましょう。そして、国家試験に合格して作業療法士になった後も、臨床で困ったとき悩んだときに、母校へ行って先生のアドバイスを受けると、悩みが軽くなります。

養成校によっては、新人作業療法士のためにセミナーを開催している学校もあります。卒業後にも気軽に相談に行ける養成校を選んでおくと、後々の気持ちの支えになります。

5.学校選びはオープンキャンパスから

作業療法士を目指すために、養成校に入ろうと思ったら、まずはオープンキャンパスに行きましょう。学校の雰囲気や設備、学生たちの話を聞いて、「国家試験合格率が高い」「じっくり学ぶ時間が取れる」「課外活動で視野を広げられる」「在学中と卒業後も相談に乗ってくれる」養成校を選びます。

作業療法士は、なるまでの勉強も大変ですが、なってからも一生勉強が続きます。作業療法士の第一歩は学校選びから始まっています。たくさんの人の人生を支えられる作業療法士になるために、いい養成校を選んでください。

この記事を書いた現役の作業療法士は・・・

作業療法士 15年目(40歳・女)

リハビリ専門学校を卒業後、作業療法士として病院で15年間勤務し、通所リハビリやショートステイにおけるリハビリも担当。作業療法士・ケアマネージャー・社会福祉士の資格を持ち、学生の実習担当も10年以上経験。

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