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作業療法士の魅力とは?国家資格以外に働いて得られるやりがいをご紹介

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作業療法士の魅力とは?国家資格以外に働いて得られるやりがいをご紹介

作業療法士は魅力あふれる仕事です。たくさんの作業療法士が様々な現場で、活き活きと活躍しています。

作業療法士にはどのような魅力が詰まっているのでしょうか。作業療法士と働くうえでの魅力や、作業療法士という職種の魅力について、ご紹介していきます。

人との関わりの中で仕事ができる

作業療法士は、患者様の生活、人生をサポートする職種であり、人間が相手の仕事です。

作業療法士は患者様の目標を達成するために、身体面、精神面へ、さまざまな作業や活動を用いて働きかけ、作業療法士が働きかけたことは、患者様から反応として返ってきます。作業療法士の働きかけと、患者様との反応と、相互の関係によって、作業療法は進められていくのです。人と人との関わりの中で行う仕事なので、作業療法士自身が人間的にも成長できる仕事です。

作業療法は単独で進められるのではなく、他職種とのチームとして行われます。他職種や同僚など、仕事を進めるうえでもたくさんの人と関わっていく仕事です。目の前の患者様に対しても、職場でも、人と人との関わりの中で行う仕事と言えるでしょう。

自分自身が成長を実感

作業療法士は、臨床に出てからどんどん成長できる仕事です。作業療法の技術はもちろん、患者様やご家族、他職種とのコミュニケーションや情報収集の仕方、医療・介護の制度や福祉機器や用具の知識なども、自分が毎日の仕事で経験したことが、次の作業療法にも活かされます。たくさんいろいろなことを経験すればするほど、自分の仕事を行ううえでの糧となり、広い視野で作業療法を展開することができるでしょう。

経験したことを吸収して、わからないことや気になることは、その都度、先輩に聞いたり、本で確認したりすることを怠らず、次に活かす努力を続ければ、経験を積むごとに自分自身が成長していることを実感できるでしょう。

長期間をかけて改善させるやりがい

作業療法士は、幅広い年齢、疾患を対象とします。短期間の関わりの中で改善がみられる症例もありますが、数か月間、数年間と経過をみることも少なくはありません。特に維持期といわれる疾患の発症から長い時間が経過した症例では、大きな改善がみられることは少なく、加齢も加わって心身のレベル、生活レベルが低下することもあります。

それでも、長い期間、患者様と関わる中で、どのような小さなことでも改善がみられると、非常にやりがいを感じます。毎回の積み重ねが実を結んだと実感でき、支援し続けてきてよかったなと思えます。作業療法士が患者様を良くするのではなく、作業療法士は患者様の目標に向けての改善をお手伝いするにすぎませんが、患者様が目標を達成し、一緒に喜べることが一番の喜びでもあります。

自分が必要とされることを実感しながら働ける

作業療法士はその人らしく生活を送れるため、笑顔で毎日を過ごせるために支援を行います。作業療法を楽しみにしてくれている姿や一生懸命作業や活動に取り組む姿を近くでみていると、この方には、今、作業療法が必要なんだと実感でき、作業療法士自身の原動力ともなります。

作業療法を続けるうちに、患者様自身が自ら新しいことに挑戦される姿を見ることや、家族の方から「このような変化があった」、「こんなことができるようになった」、「作業療法をしている時はとても楽しそう」など、自分が気づけない変化をお聞きしたときは、非常に嬉しく思います。

これからの日本に必要な職種

作業療法は身体だけでなく、心にも働きかけ、その人自身の生活を変える力を持っています。その人の生活背景まで考えて、生活動作だけではなく、心の充実にもつながる仕事や余暇のことまで、総合的にみることのできる作業療法士は、無限に可能性のある職種だと感じます。

特に、超高齢社会に突入している日本にとっては、高齢者が慣れ親しんだ「地域で暮らす」ことが唱えられており、高齢者が地域で暮らしていくためには、作業療法士の介入が大きな力となると感じます。生活そのものや生活環境を整えていくことは、作業療法士の得意分野ですし、地域全体を活性化させていくための作業や活動を提供できる力も持っています。

医療福祉機関だけではなく、地域での作業療法士の活躍が期待されており、これからの二本を元気にするために必要な職種といえるでしょう。

国家資格のため安定している

作業療法士は国家試験に合格しなければなることのできない国家資格です。医療専門職の国家資格であるので、需要がなくなることはなく、養成校を出て国家試験に合格すれば、就職できないなんてことはありません。自分のライフスタイルの変化で退職の選択を余儀なくされたときにも、復職時に困ることもありません。職場で経験を積み、より良い環境を求めて転職することも可能です。

給与面でも、初任給から一般職と比べて相違なく、十分に生活していける水準です。必要十分な給与を得ながら自分のやりたい仕事が実現できるので、一生の仕事として強みのある職種です。

自分のやりたい仕事ができる

作業療法士の仕事は、身体障害分野、精神障害分野、発達障害分野、高齢者分野など、分野によって対象も異なり、仕事内容も違ってくるので、自分が学びたい分野を選択し、意欲を持って取り組み続けることができます。中枢疾患、整形疾患、小児専門、手の外科、福祉機器、自助具、就労支援など、何か自分の興味のあることや得意とすることに特化して、とことんやりたいことを追求し、その道のスペシャリストとなることもできます。

ある程度、臨床で経験を積み、養成校の教育者として、作業療法士の育成に関わることも可能であり、自分のやりたいことを続けられる仕事です。

私が作業療法士として働いて感じた魅力

作業療法士は非常に深く、面白みのある仕事です。人をみる仕事ですので、自分の人生経験もすべて仕事に活かされます。私自身、結婚、出産をし、結婚生活や子育ての大変さを経験したことで、患者様の人生を想像できるようになり、共感できることも増えました。全く経験のないことを想像して支援することは難しいですが、実際に経験したことであれば、支援も行いやすくなり、より患者様に寄り添う作業療法が行なえます。

また、たくさんの患者様との出会いが今の自分の作業療法の技術となっています。作業療法は作業や活動も用いますが、基本は自分の身体を使うので、患者様の身体を実際に触らせていただいて学んできたこと、患者様とのコミュニケーションの中で培ったことが今持っている技術につながっています。たくさんの症例をみさせていただいてきたことが、「このようなケースの場合は、こうした方がいいな」という予測を立てて作業療法を展開することに役立っています。

作業療法士を続ければ続けるほど、たくさんのことを知ることができ、作業療法士としての成長を実感し、新しいことへの興味を持てる仕事です。自分の仕事に誇りを持って続けられる仕事ですので、自分自身が充実した毎日を過ごすことができると思います。是非、たくさんの魅力の詰まった作業療法士という職業を目指してください。

この記事を書いた現役の作業療法士は・・・

作業療法士 15年目(36歳・女)

養成校を卒業後、リハビリテーション専門病院、デイケア、訪問看護センターなど医療・介護の現場で10年以上の実務を経験。現在は、3人の子供を育てる現役の作業療法士ママ。

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